今週末9/18(日)は「爆音映画祭2022 in 松本」にて初爆音上映です。
松本には冨永監督、宮崎監督、清原監督、山本監督が集合して4名によるアフタートークです。
また、同日に宮﨑監督「ニンゲン三部作」の爆音上映も音楽担当の井手健介さんのトークとともにありますので、続けてお楽しみいただけます。
ぜひこの機会をお見逃しなく!
「爆音映画祭2022 in 松本」
9/18(日)17:20より
会場:まつもと市民芸術館 小ホール
登壇者:山本英、冨永昌敬、宮﨑大祐、清原惟
https://www.cinema-select.com/%E7%88%86%E9%9F%B3%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD2022-%E6%9D%BE%E6%9C%AC-%E4%BD%9C%E5%93%81%E6%B1%BA%E5%AE%9A/
9/18(日)20:10より
「ニンゲン三部作」(『Caveman’s Eleyg』『I’LL BE YOUR MIRROR』『ヤマト探偵日記 マドカとマホロ』)
登壇者:宮﨑大祐、井手健介
あなたの町にヤマトがいくよ
<近日上映>
「第37回水戸映画祭」
10/9(日)18:30より
会場:水戸芸術館 ACM劇場
登壇者:冨永昌敬、宮﨑大祐
http://mitotanpen.jp/2022/the-37th-mff/1009_program-e/
ほとり座
https://hotori.jp/
YCAM[山口情報芸術センター]
https://www.ycam.jp/cinema/
『MADE IN YAMATO』
山本英、冨永昌敬、竹内里紗、宮崎大祐、清原惟
5人の監督が紡ぐ
YAMATOから生まれた5つのストーリー
豊かな自然も特徴的な街並みも産業もない日本のどこにでもある街YAMATO
当たり前の人々の当たり前の暮らしが風景につけた小さな滲みが、今、世界に向けて広がり出す
2021年/ 16:9/ 5.1ch./ 120分
企画:DEEP END PICTURES/製作:大和市イベント観光協会/配給:boid/Voice Of Ghost (C)踊りたい監督たちの会
https://voiceofghost.com/archives/category/made-in-yamato
神奈川県大和市。新幹線が走り東名高速が通り厚木基地に離着陸するジェット機が低空飛行する、どこでもなく、どこにでもつながっている街。
そんな大和の地が5つの物語を作り上げた。
Story1
『あの日、この日、その日』
監督・編集:山本英
出演:村上由規乃 山崎陽平 小川幹郎 ほか
市役所で働くユキは退職する太田さんのために職員たちのビデオレターを撮っている。ある日の休日、ユキは友人の山崎とピクニックに出かける。何でもない特別な日を見つめる物語。
●今回はキャスト、スタッフ全員揃っての事前顔合わせが状況的に難しかったので個々でのやりとりを行い撮影当日にやっと「はじめまして」というようなやり方になりました。ですが、その断絶が今回の「私の知らない個々の話をしていく人たち」というテーマに繋がっているように思います。(山本英)
Story2
『四つ目の眼』
監督・脚本・編集:冨永昌敬
出演:尾本貴史 福津健創 円井わん
麻子は別居している父親にある人物を紹介するために、喫茶フロリダへ誘い出す。そこではその3人と彼らを取り巻く人々の過去や想いが錯綜し……。名物喫茶店を舞台に繰り広げられる奇妙な対話劇。
●(舞台となった喫茶店に)はじめて足を踏み入れた瞬間、ここをお借りしたいと思いました。膨大な夜景の写真に埋め尽くされた店は悪だくみに熱心な男たちの巣にピッタリで、魔都のコピーをかき集めたかのような幻想的な内装には大いに刺激を受けました。(冨永昌敬)
Story3
『まき絵の冒険』
監督・脚本・編集:竹内里紗
出演:兵藤公美 堀夏子 加賀田玲 石山優太 ほか
清掃員のまき絵は街中に貼られている同じステッカーに気付き、写真で収集を始める。一体それは何を意味しているのか。ある夜、中学の同級生に再会し、彼女の連絡先を書いた紙を渡される。まき絵の冒険が始まる。
●元々まき絵は図書館司書の設定でしたが、市立のスポーツセンターが面白い場所だったので、スポーツセンターの清掃員に書きかえることにしました。多くの人が運動をしにやってきては去っていく、通り過ぎていってしまう中で、まき絵だけはこの広大な空間で掃除という運動を繰り返しているという姿が浮かびました。(竹内里紗)
Story4
『エリちゃんとクミちゃんの長く平凡な一日』
監督・脚本・編集:宮崎大祐
出演:柳英里紗 空美 本庄司 小川あん
バンド仲間のエリとクミはある日、タイムカプセルに入れるため、大和での生活の動画を撮り始める。その後訪れた恐竜レストランで、右目で見た世界と左目で見た世界の違いを語りはじめるエリ。二人は次第に両目の間の世界へと迷い込んでいく。
●今回は人称や時制、ジェンダーを解体する狙いがありました。その結果、未来に向けているのか過去に向けているのか現在に向けているのかわからない無時間的なタイム・マシンとしてこの映画が立ち上がってきて欲しいと。(宮崎大祐)
Story5
『三月の光』
監督・構成・編集:清原惟
出演:小山薫子 石倉来輝 田中真琴 南辻史人 ほか
高校を卒業したばかりの莉奈は川辺に佇む。同級生の男がやってきて莉奈にしつこく付き纏うのだが、莉奈は相手にする気もない。「海に行きたい」と莉奈は言う。やってきたバイクに乗せてもらった莉奈は海に行けるのだろうか。
●今回、脚本を事前につくらず撮影を行いました。俳優のふたりと話したり、大和を散歩しているなかで積み重ねた時間やアイディアを元に、現場にはいってから実際の環境に反応しつつ、即興的につくっていくという試みをしてみたかったからです。(清原惟)