
6月13日(土)よりシアター・イメージフォーラムにてシン・チェリン監督の長編デビュー作『PEAK END』公開です!
特報とメインビジュアルも完成しました。
また、音楽家のイ・ランのコメント、出演者のふたりシン・チェリンと伊丹そらのコメントも!
ぜひ劇場にて『PEAK END』をご覧ください。

ソウルから京都にきたリン、沖縄から京都にきたそら、ふたりは大学で出会い、映画をつくる道を志した。ふたりはおもしろいことをするのが好きだった。そして、おもしろいことを撮影して笑い合うのが好きだった。ジャムサンドを空に飛ばしたい、フィルムカメラを万引きしてみたい、沖縄でそらのルーツを辿りたい…。リンとそらは様々な欲求を映画制作という名目で昇華していく。ふたりにとって映画は魔法の杖のようなもの。ありとあらゆる形にジャンルを変身させて、そこに身を置き、自らが映画を謳歌する存在となって、確かにフィルムに焼き付ける。ふたりはとにかく欲張りに相手を知りたいと願い、しかし妥協は許さずアイデンティティが永遠に不確定のまま遅延し続けることを受け入れて、最高に楽しい対話を実践する―。
本作は、監督のシン・チェリンが京都芸術大学映画学科の卒業制作作品として撮影した長編映画だ。スタッフ5名(うち2名は主演を兼ねている)のミニマムな体制で試行錯誤を繰り返し、ドキュメンタリー要素も取り入れつつ、イノセンスな衝動に溢れた唯一無二の作品を作り上げた。完成した後も評判を呼び、大阪アジアン映画祭、ぴあフィルムフェスティバルなどで上映された本作が、いよいよ劇場公開です!
『PEAK END』
(2025年|120分|5.1ch|DCP)
監督:シン・チェリン
出演:シン・チェリン、伊丹そら
撮影:清水歩夢、西尾千裕
録音:キム・スビン
編集:西尾千裕
製作:Team PEAK END
配給:boid/VOICE OF GHOST
宣伝:ブライトホース・フィルム
公式HP|https://peakend.org
©PEAK END
第21回大阪アジアン映画祭招待作品
芳泉文化財団映像(日本映画)〈学部生対象〉研究表彰大賞
第47回ぴあフィルムフェスティバル入選
沖縄NICE映画祭ドキュメンタリー特別賞





目の前に見えるすべてのものに自分の名前を書きつけたかった世界へ残す記録 誰かに記録される人生を離れ、自らを記録できるようになったリン。カメラとペンと言葉で書き留めても、どこか「正確」ではない。それでもリンの記録は続いていく。そんなリンの現在において、最も「PEAK」な存在であるそらは、よろこんでリンの記録に登場する。ジャムを塗った二枚のパンを重ね、両側からかじり、その残ったかけらを風船に結びつけて空へ放ちながらリンと一緒に笑える人だ。ふたりの澄んだ深いまなざしのせいで、映画を観る私たちはそらとともにリンを愛し、リンとともにそらを愛さずにはいられなくなる。 世界はふたりのリズムとあまりにも違い、この場所で無事に生き延びられるのかもわからない。だからこそ、都市のすべてが見知らぬもののように、不安げな目で周囲を見回すふたり。それでもその不安な目を見つめ合い、やがてくすくすと笑いながら、「楽しいから、ここで終わらせるわけにはいかない」と約束する。そらが育った沖縄で鳴り響いていた米軍のヘリコプターの轟音よりも、もっと大きな音で彼女たちを記憶したい。リンとそらのPEAKは、これからも果てしなく更新されていくだろう。
イ・ラン(音楽家・作家)

沖縄普天間出身。豊かな自然環境でAnarchyな母の元で育つ。大学進学を機に京都へ移り、京都芸術大学 映画学科にて映像制作を学ぶ。在学中は短編『precipitate』中編『LOST』を監督し、卒業制作で『PEAK END』に参加する。卒業後も愛する左京区に残り、バイトをしながら映像に関わる仕事にしがみつくように関わり続けている。が、若干万屋化してきている。表現活動としてドローイングも継続中。描くことは、自己と現実の交わりを俯瞰して見る眼を持つこと。諸々の創作意欲は映像や絵へと溶岩の如く流れていく。Nowar, No hate !
<コメント>
自分にとって『PEAK END』という映画は、かけがえのない関係性との出逢いであり それは台風のあの日にしか見れなかった宙を撮り続けたような、そんな記録です 『PEAK END』が多くの人の元へ届く、それは 距離という概念をすっ飛ばして ずっと遠くに居るあなたとも出逢う事のような気がする 逢えてよかった! 飛んでいった『PEAK END』が皆様の元に届く日をすごく楽しみにしています!

韓国ソウル生まれ。2025年、京都芸術大学芸術学部映画学科映画製作コース卒業。 韓国で大学の写真学科に所属していた20歳の年に、日本へ留学することを決心する。大学1年生の頃から監督として映画製作に積極的に関わる。卒業制作として監督した『PEAK END』は、ドキュメンタリーとしての要素を取り入れた初の試みだった。 『PEAK END』の劇中に登場する子猫の「ぴぬ」は、すくすく成長し、今では2人目の家族「くるみ」と毎晩部屋をかけっこしている。毎朝、服についているフワフワな毛をコロコロしてバタバタと出勤するのがルーティンだ。 ただ、勤務中に頭にあるのは 2 人の愛猫と、現在進行中の長編劇映画の企画のことばかり。
<コメント>
そらは、24フレームでは捉えきれない魅力を持った人です。 『PEAK END』は、さまざまな出会いと別れの中で、リンとそらが出会い、新しくいくつも芽生えた夢を叶えていく旅路を描いた、幻想的なロードムービーです。 たまに物理法則を無視した飛躍も見せますが、どうかご了承ください。ただ、間違いなく言えることは、あり得ないことがあり得てしまうのが私たちだということです。 宇宙のことが気になってしまうそらは、その人自身が未知の存在でした。そんな彼女をできるだけありのままに切り取って、皆さんにも見てもらいたいと思い、この作品を作りました。 どうかご鑑賞ください!