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12/25『宝ヶ池の沈まぬ亀Ⅱ ある映画作家の日記2020‒2022』(青山真治)発売!
2022.12.02

青山真治さんの最後の記録『宝ヶ池の沈まぬ亀Ⅱ ある映画作家の日記2020‒2022 ―または、いかにして私は酒をやめ、まっとうな余生を貫きつつあるか』は12月25日に発売となります。ぜひ読んでみてください。

 

2022年3月21日、57歳の若さで逝去した映画監督青山真治。 その死の直前まで綴られた、映画と演劇と小説と音楽とともに生きた濃密な1年半の記録。 連載されていたboidマガジン未掲載の最期の1か月分も収録した完全版。

 

アンソニー・ホプキンスは四十五年前の誕生日前日に断酒を始めたらしい。三十八歳だろうか、当然その頃依存症だったのだろう。四十五年にはまず届かないが、私も死ぬまで断酒するので、今後彼を師と仰ぎたい。 大晦日午前零時零分、天空の満月は私の真上に輝いていた。 (本文より)

 

2020年9月から2022年2月まで、WEBマガジン「boidマガジン」に連載された日記のまとめ。最終章2022年3月分は入院先の病院で執筆途中に逝去。本人による確認、修正などはなされぬままの剥き出しの記録となった。

 

■青山真治
1964年7月13日、福岡県北九州市門司に生まれる。立教大学文学部卒。
1996年『Helpless』で映画監督デビュー。2000年『EUREKA』がカンヌ映画祭で二つの賞を受賞。同作の小説版が三島由紀夫賞を受賞。11年『東京公園』でロカルノ映画祭金豹賞。その他の代表作に『月の砂漠』『エリエリレマサバクタニ』『サッドヴァケイション』『共喰い』など。2015年度まで四年間、多摩美術大学映像演劇学科教授。同学の卒業生、甫木元空監督『はるねこ』をプロデュース。制作会社「MINER LEAGUE」設立。2016年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映画学科の学科長を一年のみ務める。2020年公開の『空に住む』が遺作となった。2022年3月21日没。

 

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『宝ヶ池の沈まぬ亀Ⅱ ある映画作家の日記2020‒2022 ―または、いかにして私は酒をやめ、まっとうな余生を貫きつつあるか』
四六判変形  並製本/本文592ページ/定価:本体3,500 円+税

 

また、前作『宝ヶ池の沈まぬ亀 ある映画作家の日記2016‒2020』も発売中です。あわせてどうぞ。

 

 

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『宝ヶ池の沈まぬ亀 ある映画作家の日記20162020

四六判変形 上製本/本文512ページ/定価:本体3,200 円+税

 

映画を観る、映画を作る、音楽を聴く、音楽を作る、本を読む、文を書く

食べる、酒を飲む、旅をする、病に冒される、つまり生きる

『Helpless』『ユリイカ』『共喰い』『空に住む』などで知られる映画監督

青山真治がコロナの時代を前に記した日付のない日記

 

 

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