Kindle版「江藤淳全集」責任編集者・平山周吉氏が司馬遼太郎賞を受賞されました。
おめでとうございます!
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第26回司馬遼太郎賞(2022年度)
平山周吉著『満洲国グランドホテル』(芸術新聞社刊)
【贈賞理由】
登場する人物名がそのまま目次となる。三十六人。小林秀雄、甘粕正彦、石原莞爾、内村剛介、小澤開作(小澤征爾の父)……。史実を経(たていと)に、彼らが残した回顧録・談を緯(よこいと)に織り上げたアラベスク。膨大な情報と、平山氏の強靭かつ柔軟な知性との共生作業といった趣の快著。満洲国はまさにグランド・ホテル。おりふしに挟まるコメントに、作者のエスプリを感じる。戦後七十七年、これほどのノンフィクションが生まれるまでやはりそれだけの時間が必要だった。選考会全員一致の授賞である。
【平山周吉氏略歴】
雑文家。1952(昭和27)年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部国文科卒業。出版社で雑誌、書籍の編集に携わり、2019(令和元)年『江藤淳は甦える』(新潮社刊)で第18回小林秀雄賞を受賞。『江藤淳全集』(電子書籍版、boid刊)の責任編集を担当。
Kindle版「江藤淳全集」は第1巻『奴隷の思想を拝す』第9巻『日附のある文章』まで発売中です。
ぜひご一読ください。